2008年5月、SM Entertainmentは新しく5人組のボーイズグループを紹介するにあたって「contemporary band」という言葉を使った。アイドルグループにつく表現ではなかった。バンドでもなかったし、その言葉が何を指すのかという説明も長くはなかった。SHINeeのレビューがこの地点から始まるのは、その後の18年がその言葉を一つずつ埋めていく時間だったからだ。
18年後の2026年6月、6枚目のミニアルバム『Atmos』はiTunes Top Albumsチャートの28の地域で1位に立ち、44の地域でトップ10に入った。デビューミニアルバム『Replay』が32,171枚だったチームの直近のフルアルバムは393,553枚を記録している。その途中、2015年3月には東京ドームで初の単独公演を2日間行った。この18年で彼らがしてきたのは、うまくいく位置を守ることではなかった。毎回、自分たちの音を先に変えることだった。

1. 音を先に変えるチーム
SHINeeのディスコグラフィを時系列で聴くと、一つのチームの記録というよりK-popの音の年表に近く聞こえる。コンテンポラリーR&Bとダンスポップから出発し、2015年にはディープハウスへ、2016年にはレトロサウンドの読み直しへ、2023年にはヒップホップへと移っていった。
表1. SHINeeの主なサウンドの転換
| リリース | アルバム | 方向 |
|---|---|---|
| 2008 | 『Replay』 | R&Bとダンスポップ |
| 2012 | 『Sherlock』 | ニュージャックスウィングとヒップホップ |
| 2015 | 『Odd』 | ディープハウス |
| 2016 | 『1 of 1』 | レトロサウンドの読み直し |
| 2023 | 『Hard』 | ヒップホップ |
この一覧で目を引くのはジャンルの幅ではなく順番だ。2015年に『Odd』のタイトル曲「View」が出たとき、ボーイズグループ市場の主流は強い電子音だった。彼らは余白の広いディープハウスを選んだ。流行を追いかけたというより、流行が届く前に位置を移した側に近い。
このチームが音を扱うやり方が最もはっきり表れているのは、2012年のミニアルバム『Sherlock』だ。タイトル曲「Sherlock (Clue + Note)」は名前の通り、2曲を合わせて作られた曲である。「Clue」がニュージャックスウィングとヒップホップを土台にした演奏を担い、「Note」がボーカル中心のサビを担う構造で、2曲をそれぞれ分解したうえで一つに組み直した。K-pop初のhybrid remixとして記録されており、米音楽誌Rolling Stoneは、K-popがどこまで実験的になれるかを示す例としてこの曲を引いている。
制作の規模も通常のものではなかった。SM EntertainmentのA&R部門から約30人が参加し、100曲を超える候補を検討した末に2曲を選び出した。100曲から1曲が出たことになる。
耳慣れない音を先に出し、市場が追いつくのを待つやり方は、同じ事務所の後輩グループでも繰り返されている。デビュー初期に音が耳慣れないという評を受けたNCT 127の10年が、その系譜の上にある。
曲を書いていた人
このチームの音楽を内側から押し進めたのはJonghyunだった。Wikipediaの集計では80曲の作詞または作曲に関わっており、SM所属アイドルのうちアルバム制作に本格的に参加した最初の例と評価されている。
彼の書いた詞には、構造で遊んだ痕跡が残っている。2013年の3枚目のフルアルバムの1曲目「Spoiler」は、タイトルそのままに、2枚に分けて発売されるアルバムの収録曲名を歌詞の中にあらかじめ隠した曲だ。2015年の「View」も彼の作詞である。
彼はステージの外でも音楽を作っていた。2014年2月から2017年4月までの約3年間、MBC FM4Uの深夜ラジオを担当し、リスナーから届いた話をもとに詞を書き、曲をつけて放送で流す作業を続けた。誰かの話を聴いてそれを歌にする仕事を、定期的に行っていたことになる。
2017年12月18日、彼は世を去った。翌年1月、残されたメンバーは直筆の手紙でSHINeeという名前で活動を続けると伝えた。
2025年5月25日、デビュー17周年に合わせてシングルアルバム『Poet | Artist』が出た。タイトル曲は彼が生前に書き、作曲しておいた曲で、彼のデモボーカルがそのまま収められている。タイトルは2018年に出た彼の遺作アルバムと同じで、パッケージもそのアルバムのデザインを引き継いだ。このアルバムは309,641枚を売り上げた。
一曲を仕上げるまでに、彼は自分の内側と向き合わなければならなかったのかもしれません。そうして生まれた歌は、誰かの苦しい時期を通り過ぎさせてくれもしました。そのうちの一人として、遅くなりましたが、ありがとうという言葉をここに置いておきます。
2. 5人が1人に見える振付
『Sherlock』が興味深いのは、音楽でやったことと振付でやったことが同じ発想を共有している点だ。
この曲の振付を手がけたのは米国の振付家Tony Testaである。彼にとって初のK-popの仕事で、韓国と米国を行き来しながら10日で仕上げた。着想を得たのは映画『The Matrix』の影の効果で、狙いはステージ上の5人が1人に見えるようにすることだった。
曲は2曲を一つに合わせ、振付は5人を一つに見せた。同じアルバムの中で、音楽とパフォーマンスが同じ問いをそれぞれのやり方で解いたことになる。K-popにおいて振付が曲の付属物ではなく、曲と同じ層の設計対象になる地点を、このアルバムで確認できる。

2013年のミニアルバム『Everybody』の振付も同じ性格を持つ。ぜんまいを巻くと動くおもちゃの兵隊を動きに移した構成で、あるメンバーが別のメンバーを操っているように見えるよう動作をつないである。曲の機械的なリズムとミュージックビデオのコンセプトが、ステージの上でもう一度繰り返される。
3. アルバム1枚ではなくアルバムの構造を設計する
このチームには、いわゆる世界観がない。代わりに別のものがある。アルバムを何枚に分けるか、どの順で出すか、合わさったときに何になるかを設計するのだ。
2013年の3枚目のフルアルバムが代表的だ。『Chapter 1: Dream Girl – The Misconceptions of You』と『Chapter 2: Why So Serious? – The Misconceptions of Me』の2枚に分けて発売したのち、2枚をまとめた合本『The Misconceptions of Us』を改めて出した。前者は外に向かう誤解を、後者は自分に向かう誤解を扱い、合本で二つが一つになる。この構成の入口に置かれた曲が、先に触れた「Spoiler」である。2枚の収録曲名が歌詞の中に隠れているので、最初の曲を聴き終えた時点で聴き手はすでに全体の目次を通り過ぎたことになる。
2018年の6枚目のフルアルバム『The Story of Light』は、この方式を色に移した。3枚のEPに分けて発売し、それぞれのジャケットに光の三原色を一つずつ配し、3枚を合わせたエピローグアルバムのジャケットを白で締めた。三原色をすべて重ねると白になるという事実を、アルバムの発売順そのもので実装したのである。ジャケットデザインがアルバムの付随要素ではなく、物語の一部として機能した例だ。
アイデンティティを一つに固定しない設計は、同じ事務所で別の形でも現れている。コンセプトを毎回入れ替えることでかえってそのやり方自体をアイデンティティにしたRed Velvetの軌跡がそうだ。
4. 18年を支えたもの
18年活動を続けてきたチームに問うべきなのは、何をしたかよりもどうやって続けたかに近い。
このチームには、一緒に立つことが難しい期間が長かった。2018年12月のOnewを皮切りにメンバーが順に兵役のため活動を止め、最後にTaeminが戻ったのが2023年4月である。そして2024年からはメンバーごとに所属事務所が分かれた。OnewはGriffin Entertainmentへ、TaeminはGalaxy Corporationへ移り、KeyとMinhoはSM Entertainmentと再契約した。
その期間にそれぞれが出したソロデビュー作のタイトルを並べると、別のものが見えてくる。2014年のTaeminの『ACE』に始まり、2015年のJonghyunの『BASE』、2018年のKeyの『FACE』とOnewの『VOICE』、2022年12月のMinhoの『CHASE』へと続く。8年にわたってそれぞれが一人で出したアルバムなのに、後から出す人が前の人のタイトルを受け取っている。最後の走者だったMinhoは、自分のアルバムを準備しながら先行するリリースとのつながりを念頭に置いたと語っている。

事務所が分かれた後も、一緒に立つことは途切れていない。2025年5月にはデビュー17周年コンサートを3日間行い、シングルアルバム『Poet | Artist』を出した。2026年は5月末から3日間の公演を続けたのち、6月に『Atmos』を出している。分かれてから2年連続である。
K-popにおいて、メンバーの所属事務所が分かれることは長らくチームの終わりを告げる合図として読まれてきた。このチームはその等式が必ずしも成り立たないという事例を作りつつある。散らばっている間も、このチームはチームであり続けた。同じ2世代で20年を満たしたBIGBANGの場合と並べて見ると、長く活動したチームがそれぞれ別のやり方で続ける条件を見つけてきたことがわかる。
5. そして今
2026年6月1日、デビュー18周年に合わせて6枚目のミニアルバム『Atmos』が出た。6曲が収められており、事務所はこのアルバムについて、このチームの持つ色が最もはっきり表れた作業だと説明している。
成績は発売直後に出た。iTunes Top Albumsチャートで28の地域で1位、44の地域でトップ10、Worldwide Album Chart 1位を記録した。日本では6月第1週のOricon Weekly Digital Album Rankingで1位に立った。韓国では152,863枚を売り上げている。
同じ時期に彼らはそれぞれの場所でも動いている。ソロアルバムとツアー、演技と放送がメンバーごとに続いていて、その活動がグループの日程と一緒に回る。18年目のチームの現在は、完全体と個人活動のどちらかを選ぶ形ではなく、二つが並んで置かれた形だ。そのうちの一つがTaeminの線で、彼はアルバム全体の企画と制作を自ら手がけるところまで来ている。

2008年のあの紹介の言葉に戻ってみると、コンテンポラリーバンドという表現は、あるジャンルを指す名前ではなかった。今この瞬間の音が何かを毎回問い直すという宣言に近かった。18年の間にこのチームはその問いを6回以上投げ直し、そのたびに答えを変えてきた。
だから次のアルバムがどんな音になるかは、今の時点では予測しにくい。予測されないということが、このチームについて言える最も正確な一文なのかもしれない。